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インテリアプランナーについて
インテリアプランナーとはインテリア空間のあり方を提案していく専門家です。インテリアプランナーの必要性、注目されている理由などについて解説しています。
インテリアプランナーとは?
インテリアプランナーとは、現在の多様化する生活様式やニーズに合わせて、人々に望ましいインテリア空間のあり方を提案していく専門家です。昭和 62年に国土交通省所管の建築技術教育普及センターによりインテリアの企画、設計、工事監理に携わる専門家の資格として創設されました。
現在、全国で約1万5千人の有資格者がインテリアデザイン事務所、建築設計事務所、建設会社など様々なフィールドで活躍しているだけではなく、建築計画の初期段階からインテリアプランナーが参加してプロジェクトを進める必要性が高まってきています。
よくインテリアコーディネーターと混同される方がいますが、インテリアプランナーはコーディネーションをするだけではなく、インテリアに関する総合的な専門知識を駆使し、住宅、オフィス、店舗、ホテル、病院、学校、公共施設など人々の生活の場の中心となるインテリアの企画、設計、工事監理までと広範囲の業務までを行います。
インテリアプランナーの必要性
インテリアスペースを供給するということは、家具などのインテリア用品を販売するのとは全く意味が違い、住まい手やオーナーなどの要望に適した空間を創造するという高度で知的な作業が必要となります。
つまり、インテリア設計において、顧客の要望を確実に聞いてインテリアに反映する能力、計画を立てて図面を作るという製図の技術、価格や品質などの管理を行うマネージメント能力、施工を監理するという専門家が求められることになります。また、特殊な空間の場合は、これらに加えて、出店計画、採算計画などのマーケティングの知識も必要になってきます。
インテリアの需要が増大した現在では、インテリアの意識が低かった時代と比べると、商業施設や公共施設ではより高度で多様化したインテリアスペースが要求され、インテリアやその専門分野に特化した専門家でもある、インテリアプランナーの必要性がますます高まっています。
インテリアプランナーが注目される理由
インテリアコーディネーターが次に取りたい資格として注目しているのが、インテリアプランナーだと言われています。インテリアコーディネーターはインテリアブームの火付け役となった資格ではありますが、インテリア業界への入門的な資格として位置づけられています。
インテリアコーディネーターは住宅建築の設計や施工にかかわる立場にありながら、建築に関する知識や技術に乏しいという見方をされているため、実務上の必要性に迫られた切実な意識を持っている方も多数います。そのため、その点を克服するために、ワンランク上の資格でもある、インテリアプランナーが注目されています。
インテリア製品の販売(流通)を促進させるためのコンサルティングを重視しているインテリアコーディネーターとは違い、インテリアプランナーはインテリア計画、設計、監理などインテリアの専門的な知識も要求されているため、インテリアプランナーの資格を取得することにより、確実にステップアップができることでしょう。
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